旅客機のルート、紛争地帯の上空に設定多数

（ＣＮＮ）　マレーシア航空の旅客機がウクライナ上空で

撃墜された事件に続き、イスラエルの空港近くに

ロケット弾が着弾したことを受けて航空各社が

テルアビブ便の運航を停止しました。相次ぐ事態は

旅客機が紛争地帯の上空を頻繁に飛行している現実を浮き彫りにしました。


米連邦航空局（ＦＡＡ）は米国の航空会社による

紛争地帯上空の飛行に制限をかけています。

イラク上空では２万フィート（約６０００メートル）

以上の高度に限って飛行できる。この高度を飛行すれば

ほとんどのミサイルの射程は外れる。

しかしマレーシア機の場合、ウクライナ当局が定めた最低高度は

３万２０００フィート（約１万メートル）。この高度なら安全なはずでした。


撃墜事件を受けて米航空各社は、クリミア半島、北朝鮮、

エチオピア北部、リビア、ソマリアに加えて

ウクライナ東部上空の飛行を中止しました。